もう少し知りたい 

防火法令の基礎知識 上巻

小林 恭一 著
B5判/216頁  定価(本体2,000円+税)送料370円










本書は、「最近の消防法令は難解で、読んでも何を言っているのかよくわからない。」という方のために、長年予防行政を担当された著者が、消防法令全体の考え方、建築基準法との関係、様々な規制や意味と意図、規制ができたり強化されたりした経緯、きっかけとなった火災事故、火災統計から見た規制強化の効果など、予防行政の中心となる防火法令を整理まとめた書です。






=主な目次=

■はじめに

第1講 予防行政の重要性
第2講 市街地大火とその対策
第3講 糸魚川市の大規模火災と準防火地域
第4講 昭和40年代(1965~74)の防火法令の改正
第5講 大洋デパート火災と遡及適用及び規制強化の効果
第6講 スプリンクラー設備の基準を定めるのは建築基準法?
第7講 消防法と建築基準法
第8講 複合用途防火対象物

・防火法令における「用途」の位置づけと複合用途防火対象物 から 第10講  まで
第11講 特定一階段等防火対象物
第12講 高層建築物の火災危険とその対策
  から 第16講  まで
第17講 埼玉県三芳町倉庫火災と大規模物流倉庫の防火対策
第18講 高齢者福祉施設の火災危険と防火安全対策
・高齢者福祉施設に係る消防法令の強化と防火避難マニュアル
 から 第29講  まで
・統計から見る高齢者福祉施設の火災の状況
第30講 病院・診療所の火災危険と防火安全対策
・病院・診療所の火災事例と火災危険
第31講 病院・診療所の火災危険と防火安全対策
・病院・診療所の火災特性と防火安全対策
第32講 共同住宅特例基準と特定共同住宅省令
 ・共同住宅特例基準の位置づけと最初の特例基準(昭和36年(1961))  から
第36講 共同住宅特例基準と特例共同住宅省令
・特定共同住宅省令(平成17年(2005)3月) まで
第37講 無窓空間と地下空間の火災危険と防火安全対策
・消防法令上の無窓階  から 第39講  まで
第40講~第42講
  地下街の火災危険と規制の変遷~
・地下街の危険性と防火法令による規制