NHK 首都圏ネットワークで3月8日放映の
「地下鉄サリン事件から10年 現場体験を語り継ぐ」の原作本
暗くなった朝
3・20地下鉄サリン事件
■中澤  昭著  四六上製本/374頁  定価(本体1,800円+税)送料370

生死を賭けた戦友達へ贈る珠玉の書!
 世界で初めてサリンという悪魔を使った無差別殺人テロ事件に、敢然と戦った名も無き消防戦士達がいたことをぜひ、記憶に留めておいて欲しいという願いを込めて綴った実録「地下鉄サリン事件」!
突入! 消防隊員がバタバタと倒れた。
 火も、煙も、臭いも、音も無い、すべて「無の世界」で名も無き消防戦士達は死力を尽くした。
 謎の正体が「サリン」だと知ったのは戦いが終わった後だった。
 「俺たち消防士を、誰が助けてくれる」隊員の血を吐く声が聞こえた。

= 主 な 目 次 =
第1章 松本サリン事件
  ・「サリンって、 いったい何なんだ!」 /寝れぬ夜の119番 ほか
第2章 東京・地下鉄サリン事件
  ・3・20日本橋消防署の朝/地下鉄サリン事件の策謀/サリンが撒かれた日比谷線  ほか
第3章 小伝馬町駅の惨事
  ・空っぽになった消防署の車庫/地下鉄が狙われている/空白の10分間  ほか
第4章 築地駅爆発
  ・築地駅が爆発/その時、何があったのか?乗客の証言/応答がないセンター  ほか
第5章 俺は後でいい、部下を先に助けて
  ・妻のガン死/危険排除出動/救急隊員が倒れた  ほか
第6章 マスコミが先着していた神谷町駅
  ・「地下鉄にサリンを撒け」/その時神谷町駅では/待ち構えていたテレビカメラ  ほか
第7章 救急車が無くなった
  ・その時霞ヶ関駅では/救急車が無い/「お前のマスクを貸せ!」  ほか
第8章 検証「地下鉄サリン」
  ・迷走した危機管理/情報は疑ってかかれ/なぜ、多くの消防隊員が負傷したのか ほか
資 料 編