救世主トランプ2

―――アメリカ政治の歴史的転換点

  

吉川 圭一 著
新書判/226頁 定価1,650円(本体1,500円+税)送料209円









政治評論家・田村重信氏 推薦! 10年前後にも亘って、ワシントンに滞在・事務所を持った経験もあり、トランプ政権と米国政治の分析を続け、実際の米国政治に詳しい著者が本書にて、アメリカの現在、過去、未来を展望し、その行く末を暗示する。



目 次
推薦のことば  政治評論家 田村 重信 

序 章 トランプ大統領暗殺未遂事件の闇──吉川圭一
第一章  インタビュー「2024年大統領選挙はアメリカを変えるか?」
話し手:ロバート・エルドリッヂ
聞き手:吉川圭一
アメリカ史の転換点 
アメリカ史のダイナミズム
第三候補の意味 
トランプ支持層の構造 
2025年以降のアメリカ 
経済政策 
外交政策 
移民政策 
社会政策 
貨幣政策 
ワシントンの政治改革 
トランプ後のアメリカ 
共和党の今後(2028年の指導者) 
人口移動の影響 
アメリカ政治の今後

第二章 特別シンポジウム「大統領選挙と今後のアメリカ」
パネリスト:ケント・ギルバート、ロバート・エルドリッヂ、松本佐保、吉川圭一
コーディネーター:田村重信
今回の大統領選をどう見るか? 
一安心の結果 
不正をしても勝てない民主党 
ヒスパニック合法移民の動向 
極めて重要な選挙 
今後のアメリカ、世界、そして日本 
トランスジェンダーを巡る問題 
「強いアメリカ」の復活 
「アブラハム合意」の再構築も 
「アメリカの価値観」は守られるか 
質疑応答
チップを非課税に 
現代アメリカ人の宗教心 
トランプの台湾政策 
日本は信ずる道を行け 
トランプ外交の基本的スタンス 
万が一の可能性 
思われているより極端な人物ではない 
おわりに 
【パネリスト紹介】 

第三章 連続インタビュー「2024年アメリカ大統領選を総括する」
共和党の勝因を振り返る 
話し手:ケント・ギルバート
聞き手:吉川圭一
驚くべき結果 
誰がトランプに投票したか 
トランプと若年層 
民主党の復活は難しい 
トランプという癒し 
第二次トランプ政権はどうなるか? 
話し手:ロバート・エルドリッヂ
聞き手:吉川圭一
政府効率化委員会は成果を上げられるか 
「司法の武器化」を止めさせる 
外交安全保障関係の人事を巡って 
対中、対中東政策の方向性 
二期目の経済政策 
移民、社会問題、科学政策 
医療改革は実現するか
トランプの影響力は衰えない
宗教と人口移動から見た2024年大統領選 
話し手:松本佐保
聞き手:吉川圭一
カトリックとしてのヒスパニック 
イスラエルを支持しないユダヤ系アメリカ人 
LGBTと妊娠中絶 
人口移動と宗教の変容そして新しい共和党支持 
少子高齢化は進むのか 
アメリカ社会の本質は変わらない 

第四章  トランプは世界を如何に変えるか
──その内政と外交を考える──吉川圭一
反DEI政策
各企業の対応 
ハーバード大学との闘い 
不法移民対策 
省庁の垣根を超えた総力戦 
FEMA解体論 
外国人参政権に関する議論 
不法移民に対する社会の意識 
DOGEについて 
トランプの深謀遠慮? 
ヨーロッパ諸国(ロシア・ウクライナも)との関係 
中東政策における「アブラハム合意」 
国家意思としての中国封じ込め 
根強い国連脱退論 
対中国政策としての関税 
トランプ的政党の国際比較
イタリアのメローニ首相 
支持基盤は盤石 

終章 エプスタイン・リストとマスク新党──吉川圭一

あとがき─出版の経緯