今日的課題である 生活危機管理
国民1人ひとりの視点で解説した待望のレポート集!

■山下 亨著
  四六判 400頁
  定価(本体1,800円+税)送料209円

本書「百年の忘却 ライフクライシス」では、親日国トルコでの大震災、福井大震災、離島の大津波、オストメイトたちのことなどを取り上げている。いずれも生活危機管理のヒントを提示しようとしたものである。著者は休暇を利用してトルコ共和国、福井県、奥尻島などを回り、あるいは赴任した小笠原・で災害体験記録を収集し、自分の目と耳で確かめながらとりまとめていったレポートである。随所に人と自然に優しいまなざしを向けた生活危機管理の提言をくみ取ることができる

推薦します
 石原 信雄 元 内閣官房副長官
 高橋 民夫 文化放送防災キャスター

本レポートは、災害現場で何があったか、被災者は何を考えていたか、災害伝承とはどのようなものか、人工肛門・人工膀胱の人たち(オストメイト)のトイレ生活危機管理とは何か、などを伝えるものである。

       主 な 目 次
プロローグ
T 三年目の記憶 −トルコのダブル大震災−
  トルコ・マルマラ大震災の状況/支援物資と救援  要請/救助ボランティアAKUT市民防衛隊/被災  生活支援ボランティア活動/被災地のテント村/  テント生活での水とトイレ事情  ほか
U サマータイム、明るい夕刻の悲劇
     −1人ひとりの福井大震災−
  福井大震災とは/1人ひとりの震災事件簿/福  井地震による鉄道被害/鉄道復旧記録「福井震  災誌」   ほか
V 離島を襲った大津波
  米軍ラジオで島民全員が助かった−小笠原地理  地震津波−/地震後3分で襲来した津波からの  生還−奥尻島大津波−/住民を守れ  ほか
W 究極のトイレクライシス
  見えない障害者/オストメイトたちの地域連帯と  社会参加活動/大震災、その時オストメイトたち  はどうするか  ほか
エピローグ