発刊の言葉 はじめに 本書の構成と学習方法 |
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第 1 章 | 災害の実相を知る |
地震の仕組み/震度とマグニチュード/首都直下地震/東海地震、東南海・南海地震/日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震/津波の仕組み/火山噴火の仕組み/水 害/土砂災害/火 災 /過去の災害事例/世界大都市の自然災害リスク指数/台 風/燃焼原理/電気火災・化学火災/危険性物質/災害伝承/世界の主な災害 | |
第 2 章 | 災害情報を正しくつかむ |
災害情報/ 緊急地震速報/ 地震被害早期評価システム(EES)/土砂災害警戒情報/ 災害報道/流言・風評被害/気象情報/ 火山情報/津波予報/災害用伝言ダイヤル | |
第 3 章 | 法律や制度を知る |
災害対策基本法/中央防災会議/国民保護法/消防行政/地方の防災行政/地震保険制度/地震災害に関する共済制度/消防・警察・自衛隊の働き/内閣危機管理監/災害救助法と避難所の運営/復興支援と被災者生活再建支援法/耐震診断 | |
第 4 章 | まちを守る |
消防団の組織と消防団員/消防団の任務/自主防災/自主防災マップ/ハザードマップ/都市災害/消防レスキュー/ライフライン/企業防災/水防団の組織と水防団員/災害ボランティア/水防工法 | |
第 5 章 | 自分を守る、人を助ける |
リーダーシップ/群集心理(集団心理)/外傷後ストレス障害(PTSD)と急性ストレス障害(ASD)/惨事ストレス/災害にあったら/自助・共助・公助/身近でできる防災対策/震災時に役立つグッズ/消火器の使い方/救命の心得(救命の連鎖)/ 一次救命処置/ AED(自動体外式除細動器)/救急車の呼び方/ 救助技術/災害医療トリアージ/DМAT(災害派遣医療チーム)/ボランティア活動/耐震補強・建物耐震化/避難行動の原則/土地・家屋の耐久力/防犯の基礎知識 | |
第 6 章 | より広く危機管理を学ぶ |
災害危機管理の状況/リスク管理と危機管理/地震被害想定/最新防災技術/防災教育体制/BCP(事業継続計画)/テロの形態と対策/リスク・コミュニケーション | |
防災力検定 模擬問題50問 |
防災力検定試験の徹底攻略!
今日の災害よる被害のの実態を見てみると、災害弱者、とくにお年寄りを災害から守ることが、課せられた大きな問題である。
それはまず災害に関する正しい対処方法と知識を身につけ、まず自分の安全を確保して、災害弱者を手助けする。つまり、自助と共助の力を高めることである。
■防災力検定研究会 編著
A5判 232頁 定価(本体1,900円+税)送料209円
阪神・淡路大震災の例を引くまでもなく、いったん大地震が発生するとその被害は甚大である。日本は残念ながら世界でも有数の地震大国である。しかも、近未来に発生することが非常に高い確率で予想されている東海地震、東南海地震、南海地震、宮城県沖地震などがある一方、平成20年6月14日(土)、30年以内に発生する可能性1%以下と考えられていた地域でも地震が起きた。岩手・宮城内陸地震である。大胆に言えば日本国中地震安全地帯はないといっても、あながち間違いではない。
地震だけでなく、近年記録破りの豪雨が頻発して全国的に水害が発生している。いわば日本は災害大国といってもさし支えない。……
全国民が一定のレベルの防災知識を習得し、その力を発揮したとき、たとえ大きな地震などの災害に見舞われたときでも、その被害は最低限に抑えられる。
是非とも一人でも多くの人がこの検定試験を受け、自分の防災力のレベルを客観的に判断していただきたいものである。