救急隊の成長を促すレシピ

-そのノーブレス・オブリージュなるもの-

窪田 和弘 著  B5判/189頁 定価(本体1,800円+税)送料209円





救急救命の技術の持つ意義や傷病者の救護について、自分の見方・考え方を通してプロフェッショナルとして保持すべき、品性・資質・行動そして社会に受け入れられる救急隊の姿とは! 永年、救急の現場活動、隊員の指導を通して培った、著者の積年の思いを伝える。












初めに

Ⅰ 序  論

1 救急隊の活動
・救急活動の流れ/医療機関搬送/傷病者の引き継ぎ
2 救急隊の活動現場
・救急現場の特徴/傷病の特性/傷病者の情緒的反応/―救急隊の要請過程―

Ⅱ 心 構 え
1 救急隊員になる
2 救急のプロフェッショナルになる
・プロフェッショナルとは/実例から救急のプロフェッショナルを考える
3 健康である
4 ストレスに負けない
5 倫理観を持つ
6 生命を守る
7 気を配る
8 感性を研ぐ
9 慢心を捨てる
10 社会人になる

Ⅲ 技  能
1 現場力(臨地の知)を得る
・学習/知識/技術
2 訓練をする
3 病院実習から学ぶ
・現場力に向けて/学びの姿勢
4 救急自動車同乗実習から学ぶ
5 傷病者から学ぶ

Ⅳ 行  動
1 現場行動を再考する
2 チームを作る
3 協働する
・チーム医療の一翼を担う/指導医と連携する
4 安楽な場を提供する
5 危機に介入する
6 先を読む
7 社会死状態へ対応する

Ⅴ 相互作用
1 コミュニケーション 117
・関係を作る/理解する/不安感を解く/名前を呼ぶ
2 言葉を洩らす
3 乱暴な言葉を使わない
4 難解な専門用語を使わない ―救急隊の使用する「言葉」―
5 高齢者と話す
6 子どもと話す ―傷病者等が発する「言葉」―

Ⅵ 身だしなみ
1 救急服を着る
2 趣味、嗜好を自制する
3 わが身を清潔にする
4 手を洗う

Ⅶ 伸  長
1 経験を活かす
2 自分を伸ばす
3 部下を育てる
4 満足感を持つ
5 糧にする

Ⅷ 探  究
1 これからの学び-新人救急救命士に送る-
2 救急業務を措定する

補  遺
私の救急人生を作り上げたもの
-救急へのキャリアの道を切り開いた節目を振り返る-

あとがき

索  引