■東日本大震災から5年……、当時の仙台市消防局長が、宮城県沖地震への備えが
東日本大震災対応の原動力と、災害に備えておくことの重要性を説く!
| 東日本大震災 直後の被災地で | |
| その時、仙台消防と市民はどう動いたか | |
| 高橋 文雄 著 | 四六判/268頁 定価(1,750円+税) |
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今、南海トラフや首都直下の地震など各地で大規模災害の発生が想定されている。 東日本大震災から5年、あの緊急事態の中で、「どのような判断を下し、どのように消防活動を展開していったか、そして、仙台市民はどのように行動したか」、これらの経験が、これからの防災活動や市民の行動に生かされ、地域の安全に結びつけばと、元仙台市消防局長が語り継ぐ! |
| 主 な 目 次 | |
| はじめに | |
| 第1章 | 発災 |
| 1 | 消防の初動対応 |
| 2 | 津波直後の被災地で |
| 第2章 | 震災時の消防活動 |
| 1 | 発災時の初期対応 |
| 2 | 消防情報センターの対応 |
| 3 | 救助活動 |
| 4 | 救助活動と道路の啓開 |
| 5 | 災害活動 |
| 6 | 火災発生状況 |
| 7 | 救急活動 |
| 8 | 災害協定の実効性 |
| 9 | 燃料不足への対応 |
| 10 | 震災中の心と体の維持 |
| 第3章 | 緊急消防援助隊の進出 |
| 1 | 緊急消防援助隊の概要 |
| 2 | 東日本大震災における緊急消防援助隊の活動 |
| 3 | 緊急消防援助隊を支えるもの |
| 第4章 | 長期化した捜索活動 |
| 1 | 津波被災地における捜索活動 |
| 2 | 隊員の健康管理 |
| 3 | 消防職員、団員の士気の維持 |
| 第5章 | 東日本大震災による被害 |
| 東北地方太平洋沖地震の概要 | |
| 東日本大震災の被害 ほか | |
| 第6章 | 市民はどのように行動したか |
| 1 | 仙台市の概況 |
| 2 | 震災時の避難状況 |
| 3 | 市民アンケートから見える避難の実態 |
| 4 | 津波からの避難行動 |
| 5 | 震災以降の市民生活 |
| 6 | 震災当時の避難所 |
| 7 | 避難所の課題 |
| 第7章 | 第7章 震災時における自主防災活動 |
| 1 | 市民による自主防災活動 |
| 2 | 震災前の対策と震災時の活動 |
| 3 | 減災に向けて見直すべきこと |
| 第8章 | 帰宅困難者の発生 |
| 1 | 帰宅困難者の発生要因 |
| 2 | 帰宅困難者が置かれた状況 |
| 第9章 | 地震と津波から命を守る |
| 1 | 震災前の防災対策 |
| 2 | 地震から命をまもる |
| 3 | 津波から命を守る |
| 第10章 | 最近の大災害とそれへの対応 |
| 1 | 震災への対応状 |
| 2 | 震災への活動態勢 |
| 3 | 災害対応への在り方 |
| 4 | 震災の消防活動を指揮して |
| 終わりに |
| 〔本文 職員は一番何を必要としていたか〕より |
| 「災害対応に従事しながら、大津波が東部道路を越えて自宅の直前に迫る様を映像で見ていた。その数日後、災害対応が続く私の携帯に着信「全員無事」の一本のメール。それを人目をさけ、物陰で見て安堵した瞬間は、生涯忘れない。」 (東日本大震災における消防活動記録誌より) |
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